それは市場ではなく、日銀に直接大量の国債を買わせて国の借金をチャラにすると言う事で、=貨幣の大増刷→インフレ、と言う事になります。
これは正に戦後の莫大な敗戦債務に困った日本政府がやり、歯止めが利かなくなってハイパーインフレ状態になり貨幣価値が大暴落した政策です。
だから法律で禁止された。
それをまたやろうと言うほど、日本の財政がひっ迫していると言うことですね。
市場に国債を買ってもらうだけでは全然足りなくなって来ている訳です。
さらにこれから今までに発行した国債の償還が毎年数10兆円増えて行くわけだから。^^;
既に末期状態という事です。
「一番怖いのは、物価が上がって、最初の原因は海外のコスト高でも、いったん物価が上がると、今度はそれを見て将来も物価が上がるという見通しを人々が持ち、そうした見通しに基づいて賃金が上がっていくと、2次的、3次的物価上昇が生じてくることだ」と指摘。「そうしたことがないようにしなければならない」
と、日銀の白川総裁は2年前に借金返済のためのインフレに歯止めが掛からなくなる事を懸念してこう釘を刺してますが、
政府がまた法律を変えて貨幣増刷の圧力を掛ければ日銀も従わざるを得なくなるでしょう。
お隣の北朝鮮が今正にこれをやって大失敗してますが、
歴史上、こういう借金返済のためのインフレスパイラルを制御出来た例は無いそうです。
最近、国家破産へのプロセスが閣僚の言葉から如実に見えて来ています。
正しく言うとハイパーインフレ=国家破産ではなくて、
政府が破産(国家予算割れ)しないためにハイパーインフレを起こして国の借金をチャラにすることで、
国民全体が破産した状態になる、という事ですね。
インフレを起こさずにそのまま国家予算割れして破産しても、
債務不履行で円経済は国際的信用を失い暴落するので、輸入困難となって食糧物資危機状態になるのは同じと思います。
ハイパーインフレの原理を書いたブログ。
これが簡単に起きてしまう事が数学的にも証明されているようです。
↓
http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/32519668.html