しかも台風でやられちゃいます。
かろうじて台風に耐えて育つのは、オクラ、エンサイ、島かぼちゃ、紅芋、くらいかな。
でも島には沢山の食べられる野草が生えていて、それらは台風に耐えたり、やられてもすぐに復活するので、
昔の人達は夏場の野菜をそういった野草で補っていた。
って言うか売られている野菜より野草の方が自然の生命エネルギーと、ビタミンミネラルの宝庫なんです。
例えばヨモギ。
日本食品栄養成分表で調べてみたら、地上最強のビタミンミネラルを含有する野菜の王者、”パセリ”
に負けない位のビタミンミネラルが入っている事が分かった。
各成分、小松菜の3倍近い量を含むのです。
パセリ、ヨモギ、シソなど、味の強い野菜はビタミンミネラルがすごいんだよね。
で、登場するのが外来種の野草、タチアワユキセンダングサ。
これそこら中にぼうぼうに生えてるんだよね、台風にやられてもすぐに復活する。
すごい生命力で島の野草が駆逐されてしまうほど。
触れるとくっつき虫(種)が服にいっぱい付いて取れずらいし、厄介者扱いされてる。
ところがこのセンダングサ、素晴らしい色んな薬効を持っているのである。
例えば抗炎症作用、血糖を下げる、血圧を下げる、喘息、アトピー、肝障害、抗酸化作用など、
薬草の王者、ヨモギに負けない位の色んな効能があるのだ。
味もちょっとヨモギに似たハーブ風の薬草風味で、繊維質はヨモギよりさらに多い。
栄養成分表には載ってないけど、そうとうなビタミン、ミネラル、食物繊維を含んでいるに違いない。
生だと味が強過ぎてスパイス程度にしか使えないけど、茎を取って4〜5分湯がけば柔らかくなって食べやすくなる。
火を入れるとビタミンCなどの熱に弱い成分は減っちゃうけど、沢山食べられる。
このセンダングサ、てんぷらにすると最高に美味しい。
でも天ぷらだとカロリー高くて沢山食べられないので、今回は湯がいた料理にチャレンジ。
すりゴマと豆腐で白和えにしてみました。
これはかなりのヒットで、すぐに食卓から売り切れました。(笑)
他にもポン酢をかけて食べたり、味噌汁の具にしたり、油で炒めてもOK。
夏場野菜の少ない時期の食べ放題の野草として大活躍してくれそう。^^
下はヨモギ団子なんだけど、あんこ代わりに昆布の佃煮や、中華味のえび玉子焼きを包んでみたら
中々美味しくて、ヨモギ苦手な奥さんも普通に食べていた。
具を色々考えたら、色んなバリエーションが出来そうだ。
これは薬草関係ないけど最近良く作るブラジルの家庭料理、フェイジョン。
金時豆を柔らかく茹でて、何らかの肉(何でもいい)とニンニクを加えて塩味だけで煮込むだけ。
肉は入れなくてもOK。
豆が沢山食べられて、簡単でチョー美味しい最近のお気に入り料理。^^
普通食卓には上ってこないんだけど、食事中のテーブルに迷い込んで来た、体長3センチのちびっ子ヤモリ。
ちっちゃいのは可愛いね。
今年も沖縄の投網の季節がやって来ました。
久々に大潮の干潮に打ちに行ったら、まだ本命のミジュンやハダラはいなくて小さなボラばっかりいた。
小さなボラはさばくのがめんどくさいので取る気がしない。
海岸線を歩きながら小魚の群れを見付けて歩いていると、変わった魚の群れがいた。
島で何年か投網やってるけど初めて見る群れだ。
もしかして、温暖化の影響で島にはいなかったさらに南洋の魚が北上して来たのかな。
この魚、なんだか分かる人いたら教えてください。^^
こっちは船釣り、晴れて風のない凪いだ海は、10m底の魚まで見える。
ノコギリダイの群れを見付けて爆釣開始。
短時間で40匹、5キロほど釣ってすぐ帰った。
風のない日はこれが出来るので楽しい。^^
ノコギリダイは日が経つと身が柔らかくなるので市場にはあまり出ない魚だけど、
普通に美味しい白身の魚なので、取れた日は刺身や生で、あとは切り身にして冷凍しておけば手軽に料理に使える備蓄になる。
ここ数ヶ月、”ちむぐくる”という石垣島の被災者、避難者支援ボランティアネットワークに参加していて、
中々海に出る時間が取れなかったんだけど、今回やっと時間が出来て海に出られました。^^
ちむぐくるでは、ラジオのディレクターやってます。
次回はその現場を紹介します。^^