YUIYUIちむぐくる。
ラジオチームみんなと一緒にディレクション、パーソナリティーやってます。^^
今日の放送内容、シェアしたいのでこっちのブログにも載せますね。
原稿そのまんまだけど許してちょ。
世界は大変な動きしてます。
以下今日放送した原稿。
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防災シリーズという事で、今回は食糧備蓄に関しての特集をお送りします。
防災というものは最悪のシナリオをしっかり想定する事でこそ、きちんとした防災が出来ます。
これからの時代を生きて行くためにも、色んな状況に対応出来る準備をして行きたいですね。
食べ物や物資がなくなってしまう、エネルギーがなくなってしまう、という状況、
食糧物資危機、エネルギー危機はどういう形でやって来るのか?
後の祭りにならないように、これをまずはしっかり想定してみましょう。
・ まず今回の東北大震災のような大災害によるもの。
東北で起きてもとんでもない状況になりましたが、これが例えば関東で起きていたら。
1. ここ数年来る来ると言われている関東大震災がもし起きると、
2. 人口や企業が膨大に集中している関東では、被害は東北と桁違いの数百兆円の規模になります。
数ヶ月から数年の間”日本の政治経済の中心”が破壊され、麻痺してしまい、経済に非常に大きな影響を持っているインターネット網も寸断されてしまう。
国際経済で円市場は暴落、国家破産となる可能性が非常に高いですね。
円の価値がどーんと下落すると、食料物資の輸入が困難になって、震災による食糧難だけではなく、国全体の食料、物資が乏しくなってしまうわけです。
終戦当時の日本がそうでしたね。
今の日本は当時よりなん10%も食料自給率が低いので、終戦時よりももっとひどい食糧危機になる可能性があります。
3. だから食料自給率と言うのは大事なんですね。
エネルギー危機がやってくると、農業機械や漁船も使えなくなるので、さらにどーんと自給率は落ちてしまいます。
終戦当時のようにハイパーインフレ(百倍千倍の物価高)が起きてお金も貯金も紙っぴらになってしまいます。
この国の破産による食糧危機というパターンは近年かなり現実的なものになりつつありますね。
日本はGNP比で世界最悪の1000兆円の借金を抱えてますから、いつどんな災害や世界経済、国際情勢の激動で破産してしまうか分からない状況なんですね。
例えば今世界で騒がれているEUの債務危機。
ギリシャを筆頭に破産寸前のEU各国の経済危機が止められない状態になっているそうで、
そのあおりを食らってEU全体が経済崩壊する可能性が高くなって来ています。
今現在でさえそのせいで調子の良かった中国やブラジルも含めた世界経済がすでに減速している状況ですからね。
EU経済の崩壊が起きれば、同じように破産寸前のアメリカや日本経済も倒れてしまう危険が高いですね。
そうなると日本は、食料、物資危機になってしまうというわけです。
そしてもう一つ、実は正にこのお正月に世界的なエネルギー危機になってしまいかねない戦争に火が付こうとしています。
皆さん聞いてないでしょうこんな話。
日本のニュースではほとんどやってないですからねえ。
このお正月に欧米各国が核兵器を開発しているかもしれない?イランの原油の輸入禁止に踏み切る事を決定したそうで、
それに対抗してイランは、ペルシャ湾の唯一の出入り口であるホルムズ海峡を封鎖すると言っています。
それによって世界の20%の原油が中東から輸出出来なくなり、世界の原油が高騰するいわゆるオイルショック状態になってしまう。
そしてなんと日本の原油輸入の80%はそのペルシャ湾内の国からの輸入なので、
原油の供給が絶たれて大変なエネルギー危機になりかねないという事です。
それに対して、アメリカは行動を起こすと宣言しました。
言わずと知れた軍事介入の事ですね。
ホルムズ海峡を封鎖したらアフガニスタンやイラクの様に武力制圧するぞと言ってるんですね。
イラン戦争勃発の危機が迫っているわけです。
例によってアメリカが戦争を起こすと、自国の軍需産業が儲かるので渡りに船という状況ですね。
そうなると日本は大変事になってしまいますけどね。
こういうような大変な世界情勢のニュースが日本のテレビでは全く流れないというのが不思議でしょうがないんですけどね。
これらの情報はインターネットのニュースからなんだけど、探さないと見つからないという状況です。
EU債務危機、とか、ホルムズ海峡封鎖、で検索すればこれらの最新ニュースがヒットしますよ。
ここで1曲
それでは第二部後半です。
EU債務危機、とか、ホルムズ海峡封鎖とか国民に大変な事を知らせもせず対策も取らない政府やテレビメディアに頼ってると大変な事になりかねないので、
国民はここでしっかり自分達で対策をして置きましょうという事で、
どうすればそういう大災害や世界的な危機を乗り切る事が出来るのか、
という今回の特集の大事なところをお話しようと思います。
ということで、
では国民はどうして行けば良いのか。
1・まず食料!!
これが一番市民の命に直接関わってくる最優先のてーまでしょう。
お金はいくらあっても物は買えない、という状況になるので。
終戦後のように食糧を生産出来ない都会が一番大変な食糧不足になるんですね。ほたるの墓って映画見たことある? 今は食料自給率がすごく低いので、そのさらに大変な状態になりかねないんです。
ソ連が崩壊した時、ロシアでやはり国家破産が起きたんだけど覚えてる人いますか?
真冬に食料やエネルギーが不足して大変な状況だとの報道が日本でも流されました。
あれは主に都市の状況だったんですね。
食料自給率が日本よりずっと高かったロシアは、田舎の方では食料はそれほど問題なかった。
都市は畑が少ないのと、お金が紙っぴらになって経済も流通しないので食料やエネルギーが不足した。
必然的に物々交換中心になりました。
敗戦時の日本も配給と物々交換という状態でしたね。
ところがロシアの都市の人達の多くは、田舎に畑付きのコテージを持っている人が多かったそうです。
そういう人達はそこで自給をしてなんとかしのぎ、餓死者が出たとの報道までは流れなかった。
敗戦時の日本で言うと、都市の人達が田舎に疎開して、畑や田んぼを手伝っていた姿と言うところでしょうね。
やはりソ連の崩壊と共に食糧供給を断たれ破産したキューバは、食料の大切さを思い知らされて、
そこら中で自給自足を始め、今や有機農、自然エネルギーで自給率100%を達成したんだよね。
キューバの崩壊前の食料自給率は、今の日本と同じような43%だったらしい。
日本もやれば出来るんですよ!!
そう、自給自足こそ社会が崩れても生きて行ける最良の生活保障、なんです。
人類の原点の姿だよね。
自然を大事にして一緒に生きて行きながらね。
自給自足って難しいって言うのが一般的な誤解なんだけど、自分達が食べる分の自給なんて簡単だし、楽しいし美味しいしお金かからないし最高ですよ、ほんと。^^
パーマカルチャーと一緒に自給自足の具体的な特集もこれからやって行きますから。
それと分かち合いですね。
そういう大変な状況では分かち合わないとみんなが生きて行けない。
敗戦時の映画”ほたるの墓”のように餓死者が出るような荒んだ世間にしちゃいけないよね。
あの映画は見るのが辛かったけど、正に現代の私達への警鐘となる映画でしょう。
自給自足はすぐに沢山食べ物が得られるわけじゃないので徐々に始めてってもらうとして、
・すぐには自給自足への転換を始められない状況の方とかもいますからね。
食糧危機の急場しのぎとして、”個人での食糧備蓄”という手段があります。
備蓄という表現は今一なので、かみっぴらにはならない安心貯蓄ということで、
食料貯蓄と呼ぼうと思います。
これは、最低3か月分くらいの食料を貯蓄しながら、食べては補い、食べては補いという風にサイクルして行くのを習慣付ければ良いわけです。
食料の置き場所がそこそことられるけど、自分や家族の命に関わることを考えたら、優先事項ですよね。
防災と言うことですから。
この時代、防災の常備食料は3日分、なんてとんでもない話で。
3か月分当たり前ってかんじですね。
分かち合いのために半年から1年分以上して置けば、飢える人達に光が照らすでしょう。
貯蓄しやすいのは、穀物では玄米(圧力鍋を持っていると、いざという時何でもかなり省エネで作れる)
栄養的にもベスト。(白米でも真空パックのは長持ちするでしょう。)
ちなみにお米は自給率が高いので、世の中から一気にはなくならないけど、
お金が紙っぴらになって使えなくなったら買えないという状況になりますからね。
うどんそばスパゲティなどの乾麺類は賞味期限がすごく長いので便利ですね。^^
自給率の低い野菜や畜産物は早く都会の市場になくなってしまうので、
野菜に代わるビタミンミネラル源として、やはり賞味期限の長い、乾物の海藻類。
わかめ、海苔、ひじきなどは素晴らしいビタミンミネラル源なので、野菜食べなくても当座は生きて行けます。
食物繊維を玄米で取れれば。
そして蛋白源、おかずとしてポークなどの缶詰類ですね。
魚の缶詰は原産地が表示されないので放射線に関してちょっと心配ですね。
だいたい主な保存可能な食品の賞味期限がどのくらいか調べてみました。
基本のペットボトルの水は2年。
そして穀類系から
お米には賞味期限が書いてなかったですね。
長期保存できる物に関しては賞味期限の表示義務がないそうです。
そば、そーめん、うどんなどの和食の乾麺1、2年 ・スパゲティー、2〜4年
・ インスタントラーメン 4〜6月(意外と短い) ・小麦粉 半年から1年
おかず関係
・ ポークなどのおかずになる缶詰類 2から五年 トマト缶が野菜不足にお勧めですね。
蛋白源としてのおかずや野菜の貯蓄としては缶詰がメインになりそうですね。
でも麺などの小麦製品はたんぱく質がお米の倍くらい、豚ばら肉と同じくらいありますからね、肉魚食べなくてもたんぱく質の補給はいけます。
そして蛋白源といえば豆ですね。
大豆や金時豆などは1〜2年もちます。
ブラジルのフェイジョンていう料理、豆を塩とニンニクで煮込んだだけなんだけど、
納豆みたいにご飯にかけると良く合いますよ。
次は調味料関係。
・さとうしお期限なし ・みそ半年 ・しょうゆ2年 ・マヨネーズ、ケチャップ半年
・焼肉のタレなどビンの調味料は半年。 ・カレールー 1〜2年
・ サラダ油は半年から1年と短めですね。・ごま油、オリーブオイルは一年半と長めです。 ・鰹節1年 ・コンソメ1〜2年
次は乾物関係。
・ 干ししいたけ1年 ・わかめやこんぶ1年 ・乾物じゃないけど経験的にもづくの塩漬けは1年半
そして嗜好品関係 贅沢な貯蓄ですが念のために。
・お茶 半年から1年 ・清涼飲料水 半年から1年 ・コーヒー 豆を挽いたものは1年、インスタント2年 ・お菓子類は ものによって半年から一年半
貯蓄として食糧を買う時は、必ず賞味期限を確認しましょうね。
ただポイントは、賞味期限は味を保証する期限という事で、消費期限とは違うという事です。
ほとんどが賞味期限表示なんだけど、味は保証しないけどそのあとも食べられるかどうかは自己責任でよろしく、という事なんでしょう。
そして大事なのが、煮炊き用のカセットコンロとボンベです。(石油もガスもなくなる)
これは家族の人数にもよるけど、家族で1日1本くらいは使いそう。
水は、地震などの被災地では止まるので10日分位は最低必要と思います。
被災地以外では国が破産しても急には止まらないと思いますね。
水は日本も自給出来ているわけだから。
備蓄はね、当たり前になってずっと続けるのが大事ですね。^^
まだ大きな事態が起こらないからと止めてしまったら意味がないので、
常にこれからはそういう危険がある世の中ですから、それもいつ来るか決まっていないのが怖いわけです。^^;
自給自足に転換して行きながら続けるのが堅実ですね。
自給がある程度出来ているうちでも、去年のように気候変動で作物が出来ない事もあるし、食料貯蓄はもう始めてますよ。
食料だけで10万円分くらい貯蓄出来たら4人家族が半年食べられる位になるでしょう。
みんなが急に食料貯蓄を大量に始めるとスーパーに食べ物がなくなっちゃうので、
月に1〜2万円分ずつ増やして行けば良いと思いますね。
このシリーズ、次の回は物資とエネルギーの貯蓄編をやろうと思います。
食べ物以外の生活資材の貯えも大事ですからね。
いざという時に命を繋ぐためにも、次回もぜひ聞いてくださいね、ありがとうございました。