石垣島での魚獲りは毎年釣りと投網でやって来たんだけど、今年は釣りをしないで昼間の魚突きをやる事にしました。
沖縄の投網は夏場のミジュンやハダラという美味しい小魚を獲るのが中心で、季節性があるんだけど、
釣りは通年やれますね。
そしてこの魚突き。
これには2種類あって、夜に電灯を持って潜り、寝ている魚を突く電灯潜りと、
昼間に泳いでいる魚を突く昼の魚突き。
沖縄では夜の電灯潜りが主流。
でもハワイとか海外では昼間の魚突きやってる所も多い。
その違いはですね、電灯潜りは寝ている魚を突くので正確にイチコロ(目の斜め後ろ)を突いて1発で止めを刺しやすいこと、なので魚体を傷付けずに済む。
銛も安いやつでOK。
しかし魚のいるポイントを見付けるのが難しい。
昼間に沢山魚のいるポイントに夜に行ってみても全然居なかったりするんですね。
それと、夏場は魚が少ない。
それとダツという鼻の尖った魚が襲って来て人に突き刺さる危険や、夜なので方向を見失い遭難する危険も昼より高い。
魚のいるポイントを沢山見付けられれば、電灯潜りの方が上等に魚を突けます。
以前何度かチャレンジしてみたんだけど、基本的に夜は酒飲んで寝たいタイプなので行かなくなってしまったのであった。(笑)
その時のログ参照
で、昼間の魚突きはというと、泳いでいる魚は警戒心が強い上に素早いので中々突けないし、正確にイチコロを狙うのはさらに難しいのです。
そのかわり、視界が良いので魚が居る場所は泳いでて見つけやすいのと、昼間は夏場でも魚が沢山いるというメリットがあるわけです。(通年やれる)
なので、慎重に魚達の隙を狙って近付き、素早くターゲットをロックオンし突く、という技術を磨けばしっかり魚が獲れると言うわけですねー。
しかしそれには軽くて素早い上等なカーボンの銛(値段が高い、いいのはm1万以上)などの装備が必要。
で、この夏からは昼の魚突きにチャレンジしようという事になったわけです。
まずネットで調べ、全国でやっている人達の発信している情報を色々と確認。
スピアフィッシングの基本を教えてくれているサイトもあったし、
中古のゴルフクラブを改造して銛を作っている人がけっこういました。
昼の魚突きはあきらめずに絶対にある程度までは極めて行きたいので道具も良いものが欲しいし、
初心者が作るのはかなり難しそうなので、高いけど出来ている銛を買う事にした。
2.5mのパラライザー銛先のカーボン銛と延長用の1.25mの中間ポール(合わせて約4万)をネットで購入。
2.5mと3.75mを状況に応じて使い分ける事にした。
2万円しないアルミ銛というのもあったんだけど、調べてみると折れやすくて耐久性が低いようで、
カーボン銛ならそう簡単に折れないし、何10年と使えそうなのでここは初期投資をしっかりしておく事にした。
このカーボン銛、2.5mで使うと軽くてめちゃくちゃ初速が速く、魚が銛が飛んでくるのに気付かないほど。
射程距離は銛先から約2m。
3.75mで使うと、延長した分重くなるので強いゴムに変更する必要があり右手の負担が強くなる。
射程距離は長くした分伸びるけど、長くなるほど狙いを定めるのが難しく外しやすいので高度な技術を求められる事になる。
ちなみに石垣島の昼の魚突きの達人、うみんちゅ三郎さんはなんと6mの銛を使っているとの事。
それで最高1日500`の魚を獲った事があるそうで、
4m程度の銛でも難しいのに6mの銛なんて想像すら付かない世界だよ。
ちなみにスピアフィッシングの世界大会では2.5mが主流なんだそうで、使いやすい長さなんでしょうね。
その他の装備として、クラゲや海の刺してくる生き物や紫外線対策のための上下のラッシュガード(ウエットスーツ生地の薄い服)、長めのフィンと、視界の良いマスクにシュノーケル、グリップの強いゴム手袋、獲った魚を入れる水面に浮かぶ浮きの付いた網袋を用意した。
あそれと春や秋の水温でも長時間やれるように1.5mmの薄手のウエットスーツもゲット。
アメリカの通販から直輸入したら日本よりぜんぜん安かった。
獲った魚を沖縄のうみんちゅの人はジンナーという道具を作って吊るすんだけど、前回作ってはみたんだが、
自分的には浮かぶ網袋の方が使いやすいのでこれで行ってます。
あと、周りでは誰も使ってないある秘密兵器も後々使う予定。^^
5月の梅雨が明けたら海に繰り出そうと準備していたんだけど、明けたらぎっくり腰になっちゃってしばらく動けず。^^::
まだ完治してないけど今月の初めから突行を始めました。
これは最初の突行の時に撮影したビデオです。
この日は以前泳ぎ釣りをやっていた時に見つけてあったソフトコーラルの群落ポイントに行ってみた。
ここはよく魚達が群れている所で、近所の海岸から200mほどの行きやすい場所にある。
25〜35cmの青、赤のイラブチャにコショウダイの3匹が取れた。(ビギナーズラックだね)
その後このポイントに数回行ったら、行く都度に突けなくなくなって行くのであった。
同じポイントばかり攻めていると魚がすれてしまって逃げるのが上手くなって行くのだ。
自ずと他のポイント探しへと進んで行くのであった。
この時はリーフ内の浅い場所だったけれど、その後、より深いところへ、より遠くの沖へ、そしてリーフエッジの大物へ、と展開して行くのでありました。
シリーズでお伝えして行きますぜ。