まあ順番ということで、今回はガザミ取りを始めてみました。^^
これはね、技術とか特にいらないので簡単なんですよ。
カニ籠に魚を入れて一晩川の中に入れて置くだけ。
あとは勝手にカニが入ってくれて出られなくなるってわけ。
ただ、マングローブの干潟なので足がずっぽり一々泥の中にハマってしまって、歩いて行くのはかなり大変。
完全にハマっちゃって動けなくなってしまう可能性もある。
満潮時にフィンはいて籠持って泳いでポイントまで行くか、小船で行くのが楽。
清太郎と共に海からポイントの川に向かう。
海や船は命の危険が多いので、あれしたら危ない!これしたら危ない!何やってんだ!!
としょっちゅう怒鳴られてるけど、清太郎は海が大好きなのでワクワクして漁に向かう。^^
むしろ新たないたずらを考えては実行してまた怒鳴られる。
海で怒鳴られるのは海の男になるための洗礼だ。
何やったら死んじまうのか叩き込まれて行く。
こりゃ全国どこも同じ。^^
オレも船の仕事始めた頃はいい年こいてよく怒鳴られてたもんだ。
おかげで常に船の危険に対して敏感になった。
清太郎に運転させながら、約700m沿岸沿いに移動。

小さな川なので航路が狭い。
ちょっとずれるとスクリューが浅場の泥をかいてしまうので緊張しながらゆっくり進む。
しょっちゅう泥や砂をかいてると船外機が壊れてしまう。

カニはマングローブの木の下にいる。
良さそうなポイントを見つけて、木にロープで繋いで籠を深場に落として仕掛け終了。
カワハギは皮が丈夫なのでカニが食うのに時間がかかり、エサ持ちが良い。
あとは翌日に入ってるか確かめに来ればいい。

さて翌日、また船でポイントに向かい、清太郎が籠を上げると、
おおお〜!カニ入ってるよ!なんかいっぱい入ってる!
見てみると大きいのと中位のが3匹入ってた!
このガザミ、爪は凄まじい力を持っているので挟まれると指がヤバイ。
分厚いマリングローブを右手にはいて籠から取り出すんだけど、
暴れるし威嚇して来るしかなり緊張しながらの戦いの末、なんとか網に入れたけど、2ヶ所挟まれて両方とも血が出た。^^;
なんとマリングローブを貫通して指に突き刺さった。
しっかり挟まれたら粉砕骨折になることもあるらしい。^^;
家にもって帰って塩茹でにした3匹。^^
爪がかなりでかい。
種類はノコギリガザミだと言うんだけど、図鑑に載ってるのとちょっと違うんだよね。
ていうか図鑑にもネットにも同じのが載ってない。
鋏が長く太くて、トゲトゲが少ない。
これもなんか、この辺独特の種類なのかも?
味はやっぱオカガニより全然美味い。^^
爪は割って中を食べ、中途半端な大きさの腕や根元の部分は殻ごとバリバリ食える。
なんかちまちま身を取り出すより、殻ごと食った方が甘くて美味しい感じがしたな。
ガリガリ噛み砕く歯応えも好きだ。
スーパーカルシウム源だなこりゃ。^^
小さい足はパスタソース用に冷凍。
小さな川だしみんなも取ってるので沢山取っちゃいけないな。
たまに食べる時に取ればいいって感じですなこれは。^^
冬になるとこのガザミが海にいなくなって、今度はモクズガニが沢山出て来るんだそうだ。
ガザミやモクズガニは千葉にいた時から良く取って食べてたけど、
こっちのはサイズがデカイのだ。
盆暮れ正月くらいは多めに取って贅沢してもいんじゃねーかな〜。
魚もそうだけど、新鮮なイカ、タコ、カニが普段の食卓に並ぶのが夢であった。
自給自足の醍醐味だなこりゃ。
もっと色んなもの取れるようになろう。^^
秋〜冬に獲れる内子の入ったメスはま〜さんど〜!
海人・畑人千葉りよ〜。
この時期のは産卵後でオスメス共に身がやせているのが分かったので、
次は9月くらいにやる予定です。
卵持ってるメスは放しちゃうと思うけど、オスはしっかり頂きます。(笑)