2015年05月22日

ビニールハウスの作り方(補強編)

今年から初めて販売が始められる予定のZAKIファームの自然農法マンゴー。
非常に栽培が難しく、日本でもやっている農園はほとんど無いと思われる奇跡のマンゴーです。
植え付けから工夫を重ね7年目にしてようやく目処が付いてきた。
絶対に台風から守らなくてはならない。
台風6号前のマンゴー。
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このあいだやって来た季節はずれの早生台風6号が来ると知ってゆっくり出来ると思ってたハウスの補強を慌ててやりました。
うちのハウスは汎用の25mmのアーチパイプを使ったタイプ。
42mmや48mmの単管パイプで出来た高価な頑丈な物ではないので網を張ったまま台風を受けると歪んでしまうので補強が必要。
しかもこの時期のマンゴーは病気予防のため雨に当てたくないので出来ればビニールも張ったまま歪まない位に強くしたかった。
色々考えた結果、コストを重視して25mmパイプを工作しての補強法を選んだ。
25mmのハウスパイプは6mで千円ちょいと安いので金具も含めてハウス2棟分の補強が約6万円程度でいけました。

まず上の方に梁を作り天井と棒2本で固定する。
横からの暴風に耐性がアップ。
この横棒はマンゴーの実を吊るすのにも使える。
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同じ様に妻側(業界用語で入り口と出口側の事)の上部にも各支柱に1本ずつパイプを3角になるように固定。
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妻側は広い面に直接暴風を受けるので地面に対して斜め45度に支柱を付けて念入りに補強。
ここは縦の支柱1本につき2本の支柱で固定した。
この斜めの支柱は縦の支柱と平行に固定出来るように両端に曲げ加工を施した。
先端を10センチほど縦の支柱と平行にしてその部分を2ヶ所、計4個のユニバーサルジョイントで固定する。
これによって単なる1ヶ所の固定金具より支え強度がだいぶ上がる。
このユニバーサルジョイントは安いのでほとんどの固定はこれでやった。
妻キャップとか部材が高いのでやはりこれで代用。
土に埋め込む側も反対側に5センチほど45度曲げて垂直にし、風圧で土中に刺さり込みづらいように加工した。
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側面側も2mに1本の間隔で斜めの支柱を設置。
これらの斜めの支柱は台風時期以外はじゃまになるのではずして置けばいい。
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パイプはただ曲げると折れ込んで強度が一気に落ちてしまう。
ここは一技使って強度を保ちながら曲げるのにカセットバーナーを使った。
曲げる力をこめるのに細いパイプを突っ込んだ状態で、曲げたい部分をバーナーで赤熱するまで熱し、赤熱した部分が背になるように反対側に45度ゆっくり曲げていく。
逆に曲げようとすると赤熱した部分が内側に潰れて失敗するのでご注意。
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この方法で曲げたものが上のパイプ、ただ曲げて折れ込んでしまったのが下。
強度がぜんぜん違う。
ただこの方法で上手く曲げられるのは45度までです。
それ以上の角度にきれいに曲げたい場合はパイプに砂を詰めるなどさらに工夫が必要そう。
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これらの補強でドキドキだったけど、ネットもビニールも張ったままの状態で台風6号を迎え、被害は無かった。
ただし台風6号は風速40m以上と強かったけれど短時間で過ぎ去った事と、この畑は自然の木々で周りや畑の中にも防風林をしっかり作っている事、設置の時にコンクリートでアンカーを打っているので浮き上がりづらい事、ビニールと防虫ネットの2枚重ねなので中々破けない事などが影響しています。
島の他の地域ではネットを張っているだけで歪んでしまったハウスもあったらしいです。
予想ではね、ビニールを張った状態で今回の6号クラスの40m以上の暴風に丸1日とか長時間晒されたら補強したこのハウスも歪むと思われます。
斜めに設置した支柱の根元が風圧でみんな3センチ位内側に煽られて食い込んでいたので、次回はそれぞれの支柱の根元に石を噛ましてさらに補強の予定です。



posted by zaki at 10:46| 沖縄 ☁| 野生化変則日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする